もうすぐ、娘に第三子が生まれる。
娘もいいお母さんになった。
今の季節になると、毎年、山口百恵の『秋桜』で感傷的になる。
特にフルート演奏は哀愁漂う。
妻は娘が高3になる春、亡くなってしまった。
もし娘が結婚するまで生きていたら・・・・・、
きっと『秋桜』のような情景があったと思うと・・・・・、
つい重なってしまって、うるんでしまう。
そんな時、自分の心を慰めてくれるのは、
妻はいつもずっとそばに居て家族を見守ってくれているということ・・・・・
いろんなことを思い出す。
手術も抗癌剤療法も終わり、通常の生活ができるようになって、しばらく経った頃、
妻が子供たちに手をかけすぎているような、甘やかしているような、
ちょっと、やってやり過ぎなんじゃないかと思うことがあって、
『なんで、そんなに甘やかすんだよ』と言ったことがある。
これに対し、妻は、
『私、いつまで、この子達にやってやれるか、わからないから・・・』