2018年1月9日火曜日

オジロビタキとニシオジロビタキの区別

地元で話題のオジロビタキ。
オジロビタキとニシオジロビタキの区別を自分なりに分かりやすい写真を載せました。

☆オジロビタキは、上嘴も下嘴も黒色。
これに対しニシオジロビタキでは、上嘴は黒褐色、下嘴は淡橙褐色。
この比較が、私的には決定的だと思っています。
1枚目の写真は、最近撮ったオジロビタキです(2018年1月7日撮影)。
2枚目は2016年2月5日に撮影したニシオジロビタキです。
明らかな違いがわかるかと思います。
公開されている写真を見ると、オジロビタキの嘴の色がもう少し淡いものや、
ニシオジロビタキでは、もう少し濃い褐色のものもあります。これは、個体差もあるかと思いますが、光の強度や角度、また嘴の開閉でも見え方が異なるように思われますので、注意が必要かもしれません。
オジロビタキ
ニシオジロビタキ
 ☆もう一つの比較場所は、上尾筒です。
オジロビタキの上尾筒は、漆黒と言っていいほどの黒色です。
これに対し、ニシオジロビタキでは、黒褐色。
上尾筒の上に腰の羽根が被っているように見える写真が多く、識別が難しいかもしれません。この鳥は尾羽をピーンと上げている姿がかわいいので、そのような写真が多く、尾を下げている写真は少ないと思います。
そんな中で、漆黒の上尾筒が写っている写真を載せました(2018年1月6日撮影。オジロビタキの証拠として意識的に狙いました)。

☆もう一つは、鳴き声の違いです。
オジロビタキの鳴き声は初めて聞いたのですが、「あれっ?ニシオジロビタキと違うような気がする」と瞬時思いました。
言葉でうまく表現できませんが、図鑑を参考にしますと(日本の鳥550、山野の鳥)、
オジロビタキ:ジジッ、ジジッ、またはティ、ティ。
ニシオジロビタキ:ティティティ、またはティキティキティキ。オジロビタキよりもテンポが少し遅い。

☆以上より、今回撮った鳥は、オジロビタキと思っています。
間違っていたら教えてください。

オジロビタキというと、ニシオジロビタキの印象が強いですが、今回はオジロビタキ。
西シベリアに多いニシオジロビタキの方が、東のオジロビタキよりも、日本への飛来が多いのはなぜでしょうか。

2 件のコメント:

  1. 野鳥写真のトレパクの常習犯です。模写など記載なく著作権マークまで付けられて、こちらのオジロビタキ無断使用でトレパクされてます。
    https://twitter.com/nakanitti/status/1600263823759384576?s=21&t=XgMssbYUXhiSpBXC_s1SIw

    返信削除
    返信
    1. 情報ありがとうございました。

      削除