現地に到着して見渡してみても、カメラマンは一人もいない。『やっぱ、なんにもいないかぁ。』とちょっと気落ち。
たらたら歩いていくと、小さい声で「チッ」と鳴いたような気がした。耳をすましたがそれ以上聞こえない。気のせいかぁ。
また少し歩いていくとまた小さい声で「チッ、チッ」と聞こえたような。しばらく立ち止まって耳をすます。「チッ、チッ」また、聞こえた。気のせいではない!。しかし、辺りを見渡してみるが、見つけられない。どこにいるんだ?
それにしても、この「チッ、チッ」は、アオジじゃないよな?! アオジは「ジッ、ジッ」と少し濁っているが、今聞いているのは、「チッ、チッ」と澄んだ声に聞こえる。だからクロジに思えるが、クロジを撮りたいからそう聞こえるのかもしれない。
証拠写真を撮らねば!!!
そうこうしているうちに、右から「チッ、チッ」、左から「チッ、チッ」、そして、前からも後ろからも、あちらこちらから、「チッ、チッ、チッ、チッ」。
どこにいるんだ??? 姿が見えない!!!
必死になって周囲を探す。
あっ、飛んだ!! 止まった! よっしゃ! 一発目撮ったど!
早々確認。クロジだっ! やったぁ! いたぜっ!
後は、撮りまくるだけだ。
・・・・・が、声はするものの、姿を見せない。どこにいるんだよ?
あちこち探すが、見つけられない! 悔しい!
ふと上を見れば、高い木の上に止まっているヤツがいた。
ええええ?そんなところにいるんかい。
自分の印象では、クロジは地べたの枯草の中などを、チョロチョロ動いている印象が強い。だから、下ばかり見ていて、上は見ていなかった。そっかぁ。ひとつ勉強。
ということは、前後左右上下すべてを探さなくてはならない(笑)。
・・・・・・・・・・・・てな訳で、なんとか証拠写真を撮ってきました。
いい写真は撮れませんでしたが、自分で見つけることができて、大満足な鳥撮りでした。
こんにちは。
返信削除「思い込み」や、「見れども見えず」は私など、よくあります。
反省しても、なかなか身につきません(年のせいかと思ったりもしますが……)。
思考、行動ともに柔軟性を欠かないよう、普段から野心がけとトレー人郡が大切かと、改めて思わせてもらいました。
mamekichiさん、こんにちは。
削除なかなか返答に困ります(笑)。
まあ年をとれば、頑固になり、思い込みが激しくなり、柔軟性も乏しくなってくるかと思います。
それは仕方がないかなと。
でも、職業がら、
事実を認識し、それに対する原因を“多数”考え、実証し、
さらにはそれを基に、今後の対処法、改善策の筋道の方向性を、“多数”考えることは、
お互い、長い間トレーニングされ、身についてきたことだと思います。
こういったものの考え方は年をとっても変わらないかと思います。良い悪いは別として(笑)。確かにそれを衰えさせないためにはトレーニングは必要ですよね。