知る人ぞ知るチョウゲンボウの営巣地。
今年は工事が入り、毎年の巣の位置は工事の真っただ中にある。
ほどんどのカメラマンは、今年はダメだと諦め、
写真を撮りに来る人はほとんどいなかった・・・・・のだが・・。
営巣場所には、工事用の足場がしっかり組まれ、養生用(?)の網もしっかり張られている。
ところどころ穴は開いているが・・・・、
チョウゲンボウが出入りするような場所はほとんど無く、
誰が見ても、営巣は不可能と思われるような状況である。
ところが、チョウゲンボウ夫婦はたくましかった。
穴の開いているところから出入りしたり、
橋桁と養生用網とのわずかな空間を飛んで移動している。
私は、それを見た時は、びっくりした。まさか、この状況で。
なぜそこまでして、ここに拘るのか、よくわかりませんが、
この子たちは、危険も顧みず、必死になって子育てをしているように私は感じた。
そして、そのたくましさ、必死さを写真に撮りたいと思った。
ターゲットは、「橋桁と養生用網とのわずかな空間を飛んでいる写真」だ。
しかし、これは、手前の網にピンを取られて、鳥は撮れないだろうと、容易に想像がついた。
ベテランカメラマンさんなら、端(はな)から撮ろうとはしないだろう。
いわゆる「絵にならない写真」でもあるし(笑)。
でも、俺は撮りたい。
誰も撮ろうとしないだろうから、俺だけは撮りたいという思いもある。
初めは失敗したが、何とか撮れた!
網の向こうの鳥にピンが合い、キャッチアイも出来ている。
俺的には「やったね!撮ったど!」って感じ。
それがこの写真。
俺にとっては、貴重な、お宝写真です。
がんばれ!チョウゲンボウ!
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