2018年6月28日木曜日

カワアイサ(越夏カワアイサ)

あれぇ~?
今の時期に、冬鳥のはずのカワアイサが川で遊んでいる。
冬のカワアイサの写真は撮っていますが、夏では初見。
とにかく、珍しい光景だと自己判断。写真を撮っておこう。

☆空を見上げて、何思ふ。
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☆二羽のカワアイサが川を泳いできます。
時々、羽を羽ばたいて、二羽は仲良さそう。
そして、砂利の中洲へ近づいてきました。

☆中洲へ上陸し、また羽をバタつかせる。
でも、なんで?
お尻を向けあったままです。そっぽ向いてるみたい。

☆あっと、右の子が、左の子の方に向きを変えて、近づくのかな?

☆・・・・・と思いきや、また向きを変えて、お尻むけて!
どしたのよ。
☆あらあら、右の子は離れて行ってしまいます。
☆そして、左の子が、天を仰いで、なにやらと思い深げで。
・・・で一番上に戻って、最初の一枚目の写真になります。

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写真を撮った時点では、色から二羽とも雌だと思いました。
帰宅後、調べてみると、
カワアイサの夏羽は、雌雄ほとんど同じらしい。
冠羽が見えるのが雌で、冠羽が目立たないのが雄らしい。
しかし、そもそも雄に冠羽が無いわけではなく、
『長い冠羽(頭部の飾り羽)はない』との記載で、短い冠羽はあるようで、
『ディスプレイの際に雄は冠羽を逆立てたり』するようです。
参考:
https://www.hkd.mlit.go.jp/ob/tisui/kds/pamphlet/ikimono/pdf/ctll1r0000004t77kawaaisa.pdf
あとは、
「虹彩、冠羽、三列風切、肩羽等に明瞭な差が見られる」とのことですが、
参考:
http://walkandsee.blog80.fc2.com/blog-entry-695.html
私の写真ではその差を見分けることができません。

で、結局今回の二羽が雌同士か雌雄かは、私にはわかりませんが、
もし、二羽が雌雄で、この辺りの地域で子供が生まれている、
又はこれから生まれるとなれば、ワクワクしますね。
この辺りの地域で繁殖したら、学術的にも面白いのではないでしょうか。
でも、写真をよくよく見ていると、どうも二羽とも冠羽が長いように見え、
雌同士かなぁと思う次第です。
しかし、写真によっては、頭の色や、背中の羽根の色が違うように見え、
雌雄かなぁ、とか、雌親と雌若かなとも思ったりします。

一方で、
『繁殖終了後からつがいづくりまでの間(非繁殖期)は雄もほとんど雌のようになる』とのことなので、
仮に雌雄としても、今からの繁殖は無いことになりますね(非繁殖期に当たる)。
さらに、「つがい」は抱卵期に解消されるということなので、
もし雌雄とすれば、雛の独立後、たまたま一緒にいるということになるのでしょうか。
繁殖期は北海道で4~6月とのことなので、もしこちらならもう少し早くなるのでしょうか。
そして、抱卵日数は約1か月、孵化後約2か月で独立ということなので、
そう考えると、時期的には繁殖後の雌雄ということになり、これからの繁殖は期待できません。
逆に、繁殖後となれば、子供たちが観察できれば面白いですね。
でも、もう幼鳥なのか成鳥なのかわかりませんよね。

てな訳で、あれやこれやと想像していますが私には確定できません。
もし詳しい方がおられましたら、コメントを頂けると幸いです。

そうそう、後から分かったのですが、
越夏カワアイサはこの辺りでもたまに見かけられるとのことですので、
それ自体はそれほど珍しいことではないようです。
でも私にとっては、初見でいろいろ想像しワクワクしました。
現時点では、雌二羽の可能性が高いかなと思っています。

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