2021年3月2日火曜日

低温保存

 ディープフリーザーが故障してワクチンが使えなくなったとのこと。
機械の故障は絶対に無いとは言えないし、起こりうること。
俺の勤めていた所でも、ディープフリーザーを使用していたが、たまに故障して温度上昇することがあった。
重要サンプルの損失は研究上致命的な損失になる。
そんな場合、複数台ディープフリーザーがあったので、移動して対処していた。
もしディープフリーザーが一台しかなく、故障した場合どうするか。
ディープフリーザーにドライアイスを放り込むか、
発砲スチロールとドライアイスを用意し、しばらくの間そこにストックればよい。
ドライアイスの温度は-78℃。
逆に言うと、−75℃(±15℃)という保管温度は、研究開発段階で使用した機器の保存温度が基準になっているような気がする。
開発段階では劣化を防ぐためにまずは低温で保存する。
なので、初期段階ではその低温度での安定性が分かっているためにその温度が指定され、
今になってきて保存温度を上げても大丈夫だということが分かってきたものだと推察する。
いずれにしても、ディープフリーザーが故障した時、なぜドライアイス下に保存しなかったのか、悔やまれる。
温度上昇すると、普通アラームが鳴り始めると思うし、急激な温度上昇はしないので、ある程度対処できる時間があると思うんだけど・・・・・。

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