カメラの段数で。
つい最近まで、間違えて覚えていた絞りの段数。
今まで、絞り1段というのは、カメラでの絞りの『1目盛り分』だと思っていた。
つまり、F5.6を基準とすると、→6.3→7.1→8→9→10→11→
がそれぞれ1段だと思い込んでいた。
しかし、色々見ていると、なんだかつじつまが合わなくなった。
で、再度調べてみたら、違っていた。
絞りを1段絞ると言うことは、光量が1/2倍になる量だった。
光量を1/2倍にする絞りと言うのは、開ける面積を1/2倍にするということに相当する。
円の面積はπr^2(πr2乗)なので、面積をAとすると(A=πr^2)、
r=√(A/π)となる。
ここにて、面積を1/2倍としたときの半径をr'とすると、
r'=√(1/2×A/π)=√(1/2)×√(A/π)
つまり、面積を1/2倍にするには半径を√(1/2)倍することになる。
で、カメラの絞りの目盛りはこの半径に相関する(逆数)数値を示しているようだ。
で、1段絞るというのは、5.6を基準とすれば、
√(1/2)の逆数を掛けたもの、つまり、
5.6×√2=5.6×1.414=7.9≒8
と言うことである。
なので、1つ絞るという会話があったとすると、その1つというのが、
カメラの目盛りなのか1段なのか明確にしておかなければならない。
このように、カメラで言う段数というのは、取り込む光量が、
2倍、あるいは1/2になる量を、1段と言うらしい。
これは、シャッター速度、ISOも同じ概念のようだ。
だからか、暗い所でISOを800から1600にすると、
シャッター速度が自動的に2倍速くなった。(これで、被写体ブレが抑えることができた経験がある。)
これで光量を同じにしているんだな。
まとめてみれば、絞り、シャッター速度、ISOの各増減量の段数の合計が、同じならば、
同等の光量、つまり同等の明るさで撮れるということになるようだ。
認識を新たにした。
最初の投稿は間違っていたので修正しました。
まだ、間違っていたら指摘してください。
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