最近時々見かける公益財団法人ACジャパンの『見えないフリ』CM。
これは、児童虐待に関し、
周囲の人が「気付かないフリ」をしていて、児童虐待の解決を遅らせていると言う。
『虐待の事実に気がつきながらも通報をためらってしまう人に向けて』とのこと。
https://www.ad-c.or.jp/campaign/self_all/self_all_01.html
俺はこれに対してひとこと言いたい。
虐待の事実に気が付いたら、大抵の人はなんらかの通報はするのではないかと思う。
しかし、ある行為が、虐待なのかしつけなのか、判別に難しいのが多いのではないだろうか。
特に、人の家庭のことであるし、子供の教育には差がある。
明らかな虐待行為なら、普通の人は黙っていないと思う。
たとえば、母親が子供のお尻を叩いていたとする。
これを、虐待とするかしつけとするか?
ほとんどの場合その区別はつかないと思う。
『気付かないフリ』をしているんじゃない、分からないのだと思う。
もうひとつ、『間違いでも構いません』とのことだが、
親の前で、子供がひどく泣いていたとする。
これを、虐待だとして通報したら、
1つの児相に1日数百件~数千件の通報があったとしたら、
すべてに対処できるのか。
上記HPでは、
『“いちはやく”通報することの大切さをメッセージし、「児童相談所虐待対応ダイヤル189」への通報を促します。』
とのこと。
そういうCMを流すなら、どこからが虐待でどこからがしつけが判断基準を示してほしい。
そもそも児童相談所自体その線引きができているのか?
人を納得させたり認識を共通にするには、定性的な話だけではだめ、具体的な話や定量的な話を持ってこなければ説得力がない。
今までのニュースなどを思い起こせば、
児童虐待が疑われながら、公的機関が適切な対処を行わず、子供を死に至らしめた報道を何回か聞いた気がする。
言うべき方向が間違っていないかい?
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