2021年6月12日土曜日

オオタカ・ボソッと

 ☆オオタカ、下降中。
カッコいい!


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☆五輪の開催で。

『国民の命や健康を守りながら、安全安心の大会を行う』と総理は言う。
それは一体どういうことだ?
一部の国民の犠牲については無視か?

先般、東大の出したシミュレーション。
各種仮定の中、
①海外からの選手や関係者などが直接の原因となって増える都内の1日の感染者の数は平均で15人程度にとどまる。
②人流が6%増えたとすると、10月の第2週には1日の感染者の数は1601人となり、
五輪が行われなかった場合と比べて、781人増えるという結果。
③また、人流が2%増えた場合は10月に1日の感染者数が224人増加するという計算になった。
④感染力が高いとされるインドで確認された変異ウイルスの影響は含んでいない。
とのこと。

大会実行関係者には、都合の良い報告だろう。
思いのほか少ないから。
まあ、こういう人たちは、自分に都合の良いことは取り入れるが、
都合の悪いことは無視あるいは否定する。

しかし、五輪を開催することによって、多かれ少なかれ、確実に感染者は増えることに間違いはない。
開催した時の感染リスクがゼロになることはあり得ない。
上記シミュレーションでさえ、増加することを予測している。

つまりだ、
統計上、一部の人が、感染または死亡しても、
『国民の命や健康を守りながら、安全安心の大会』だ、と総理は言っている。
統計上の少数となるコロナ感染や死亡は、彼らにとっては他人事で無視できる命ということになる。

人の命は統計ではない、一人一人が大切な命だ。
医療関係者は自分の身に危険を感じながらも、その一人一人に向き合っている。
政治家とは全然考え方が違うというか、世界が違うんだろう。

統計上、少数、レアであっても、
家族や身内がその中に入った時には、今まで他人事だったことが、
急に、深刻な問題となって降りかかってくる場合が、往々にしてある。

『国民の命や健康を守りながら、安全安心の大会』というなら、
一人たりとも、五輪影響による感染者や死亡者を出さない対策を発表すべきだ。
ま、無理だわ。
だから、アスリートには申し訳ないが、五輪は中止すべきだと思う。

五輪実行関係者は、
五輪でコロナが感染拡大したとしても、
五輪との因果関係は不明ということで終わらせるのであろう。

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